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子宮筋腫捻転の開腹手術と入院 緊急手術と入院の1日目

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入院している。人生で大きな病気をしたことがない。入院も手術なんてしたこともなかった。

手術をしたのが昨日の夜遅く。そして今日を入院1日目とカウントするらしい。

 

昨日を振り返る

2日ほど前に、強烈な下腹部痛を感じた。下腹部というよりもかなり右下のあたり、そう虫垂があるあたり。トイレにも行けないほど。トイレの前で横になったまま、あぁぁぁぁぁぁぁとか言いながら友人を呼んだ。友人が向かっている間に腹痛は治ったので、その日は安静にしていた。

 

次の日もお腹の辺りに違和感と、20分に一回くらいの頻度で、なんとも言えない痛みがググッとくるが我慢できそうなので、会社に行った。このころからお腹を下していたため、消化器のどこかで炎症が起きているのかなと思っていた。お腹は下しているが食欲はあったので、普通に朝昼晩と3食しっかり食べた。

 

夜眠って朝起きて、今日は大丈夫そうだと思ってのんきにテレビを見ていたら、再度痛みが出た。2日前に感じた、右下のあたりの強烈な痛み。拍動性でもなく刺すようなとも言い難い、ドーーンという感じの痛み。もうこれは私が知っている痛さの範疇を超えているので、病院に向かうことにした。あいにく休日であり空いている消化器科の医院へ何度もうずくまりながらたどり着いた。

 

 

入り口まで15人ほど並んでいた。絶望した。友人に列に並んでもらい、私は壁のへっこみにうずくまって順番を待っていた。こういう時、絶対順番通りじゃないとだめなんだろうか。列に並ぶ人がすごく元気に見えた。やっと受付までたどり着けて言われた言葉、「3時間半待ちになります」にっこり。

 

2度目の絶望を感じながら、丁寧に断って外に出るときに後ろからかけられた言葉は「お気をつけてお帰りくださいね」帰らねえよ。

 

タクシーを呼んでもらっている間、エレベーターホールのベンチでうずくまっていた。あたりまえだけど誰も声をかけない、と思っていたら向かいの薬局の人が走って出てきて、心配してくれたところで迎えが来た。タクシーで向かったのは総合病院、救急だって言ってものんきにゆっくり手続きをする間、吐いた。車椅子に乗せられてベッドのある休憩室みたいなところで待機をさせられ、結構すぐ診察してもらえた。

 

確か血液検査と超音波検査と、造影CTみたいなのを受けた。その間点滴で痛み止めを打ってくれていたのでずいぶん楽になった。先生曰く、消化器かなと思って腸を念入りに見たけどしっかりきれいな形。むしろ怪しい影が子宮のあたりにあるという。電話で婦人科(この日はお休みらしい)の先生と話して出た結論が、

 

このまま救急車で違う病院に行ってもらいます。そこの婦人科で対応してもらいます。

 

ええええええええずっとずっと消化器だと思っていた。婦人科系のことなんて、頭の片隅にも出てこなかった私は、本当に女失格だと思うし、まじで痛ければ迷わず救急車が正解だと思った。

 

移動した先の婦人科では、シンドイ検査が待っていた。割愛するが、一生されたくない検査である。その後先生から言われたのは「卵巣の腫瘍的なものが捻転している可能性がある。早く手術しないと卵巣にの血流が止まる。いまもお腹を開けてみないと状況がわからない。」と言われ、緊急手術+1週間ほどの入院となった。

 

手術自体は、その日内視鏡ができないらしく、腹を切られた。全身麻酔だったので、ほんとコントなの?!っていう感覚で気づいたら終わってて、起きたあとは色々話しかけるって決まりになってるのかな、5人ぐらいの人からそれぞれのすべらない話みたいなのをされて訳わかんなくて笑った。結果、子宮筋腫のうちひとつが10cmほどになっていて、それが捻転していたとのこと。

 

術後はめちゃめちゃ痛いのと、どれくらい動いていいのか、どれくらい負荷をかけていいのかがまじで分からなくて、自分の体、わかんねーーーー!ってなった。

 

そして思ったよりも負荷をかけても大丈夫っぽい。でもこれは性格によるかもです。

 

手術後は癒着を防ぐ為と、血行をよくするため、腸の動きを良くするために、歩く、歩く、歩け!!!!!痛み止めごんごん飲んでもいいから歩くんだ!!!というかんじで、ビリー隊長みたいですねっていったら看護師がめっちゃうけてた。歩くんだ!!!っていいながら部屋から出てったから早速2周歩いた。

 

患者どうし基本的に会話しない。

でもトイレで話しかけたら嬉しそうだったので、会話していく方が飽きなくていいかなと思った。

 

とにかく自分の体以外に張合いがない生活。自分の体とのみのコミュニケーションになってしまうのが辛い。なのでできるだけ面会に来てもらって喋ったり、エンタメに触れたり、動けるようになったらひたすら動いて探検したい。はやく点滴取れて欲しい、、

 

執刀してくれた先生に一日ぶりに会ったら、そんなに背が高かったんだねぇと言われて、そういえばこの人に会ってから今まで私ずっと横になってたなと思ったらなんだか笑いが込み上げてきた。

 

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