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いいなと思ったものも、教えたいと思ったことも、寝たら忘れちゃうから

子宮筋腫捻転の開腹手術と入院 脱ベッドの5日目

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今日は朝から採血と採尿だった。朝って何時だと思う?6時だよ。採血するときの痛みって上手い下手あるのかな。今日は結構痛かった。

痛点っていうのは文字通り点で、1平方㎝あたり100200個あるらしい。中学生の時に生物の授業で習ったことを思い出した。針だかなんかまあまあ尖ったものを渡され、手や腕にマジックで1cmの四角を書いて、その中をチクチクしながら痛みを感じないところを探そうという授業だった。とても白熱した。私は見つけられなかったが、隣に座る青白い顔をした内気なクラスメートは見つけたらしく、にやにやしながらこっちをみてきて、私に針を渡してきた。そこを少し突いてみろということか。この時の彼のドヤ顔を忘れない。(ドヤ顔なんて概念もなかったころだが)私は内心、この四角の中に無数にある点をかい潜って彼がたまたまみつけたその場所に私が針をさせるとは思わなかった。丁寧にボールペンで印がしてあるところを目がけたが、ボールペンで書いた点も1ミリくらいの大きさがあった。つまり1/100である。このボールペンの点の中のどこに痛点がないというのか。とりあえず真ん中をめがけて強めに刺した。なんと痛くないらしい。ただ、さっきのポイントとは違うらしく、押されている感覚はあるらしい。「さっきのポイントは、全くの無だったんだよ。無だよ!!!!」と興奮気味に行ってきた彼を一生忘れないと思うし、それからちょくちょく話す仲になった。痛点探し、もしかしてアイスブレイクで使える?

 

一昨日先生が、明後日診察、明々後日退院の予定ですと言っていたので、この採血と採尿を元に、診察もして明日退院だな!よし!と思っていたのも束の間、回診で来た先生から、「日にちを間違っていた。明日診察で明後日退院予定だ」と言われた。急に私の中に爆誕した1日に目眩がしそうだった。帰りたいんじゃない、ここではない何処かへ早く行きたい。

 

 

というわけで想定していた日程が1日伸びたため、今日はすこしダレてしまった。あいかわらず歩くようにはしているのと、「日中ベッドに足を上げない」を実行した。これは効果テキメンで、歩きに行くにもトイレに行くにも売店に行くにも、さっと立ち上がれるし、背もたれがないので腰回りの筋肉を使う。あとご飯が美味しく食べられる。そして日常生活にかなり近づいた気がして、退院後のビジョンが見えて来た。

 

「余裕が出て来たらベッドを抜け出そう。」

 

今日もシャワーで髪を洗った。毎日洗う必要はないが、練習も兼ねて毎日洗っている。椅子に座ってシャワーを浴びるとかなり楽だ。昨日は、立ったり座ったりが怖かったのと、お腹にどの程度お湯がかかっていいのかわからず、立ったままシャワーを浴びたがキツかった。今日はお腹の透明フィルムもとられたため、満を辞して全身くまなく洗った。座ると、足先までスムーズに洗えるので、自宅にもこの椅子欲しい。

 

痛み止めは1錠しか飲まなかった。それもシャワー前になんとなく不安になって飲んだ1錠だ。傷の痛みは多少気にはなるぐらいの程度になった。人によって違うので痛みの表現って難しいが、生理1日目のお腹の雰囲気に近い。

 

今日はじめてお腹の傷を直視した。モリモリと盛り上がっていたが、これは寄せて縫ったからだという。

 

またそれとは別に、看護師さん曰く、寄せて縫っているので、それを引っ張るように外側に力が働くと、裂けるというより、もっと頑張ってくっつかなきゃ!となって傷口が盛り上がってしまい見た目にも悪くなってしまうらしい。だからそういった動きは避けろと。腹帯には実はエビデンスはないが、そういった作用が起こるということは確からしい。

 

それを聞いて即、ガードルをポチッとした。使用感はまたいつか。

 

同じ看護師さんが、「日本には四季があるからね」って言い出したのでエモいこと言うのかなと思ったら、冬には寒くて痛かったり違和感、春になったら温かくなってきて痛かったり違和感、、といった感じで季節があるが故に、どうしても違和感等を感じることがあるらしい。だから来年の今頃には一周して、完璧かもね。って笑ってて、これからの一年間はこの傷と共にいろんなことを感じるんだろうなと思ったら、急に傷が愛おしくなった。やっぱりエモい。

 

 

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