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いいなと思ったものも、教えたいと思ったことも、寝たら忘れちゃうから

子宮筋腫捻転の開腹手術と入院 退院に向けて加速の6日目

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ぐっすり眠れた。昨日はまさかの消灯前に寝てしまい、朝の5時ごろまで眠れた。8時間半睡眠。しかもよだれまで垂らして眠った。私は普段寝ている時ものすごくよだれが出るのだが、入院してから今日まで一滴も垂らしていなかった。よっぽど熟睡できたんだろうと思う。よかった。

 

今日は診察があった。はじめて産婦人科の検診台に乗った。手術前の診察はベッドの上だったので、このめくるめく動きを見せる台が面白かった。回転しながら背もたれが倒れ、足がグンと上に持ち上げられ、ばっくり開かれる。お尻の後ろの支えも外れる。無重力状態である。

 

手術前の診察でも苦手だった、経膣超音波。どうしても慣れない。そこまで痛くはないけど、おっおぅって感じ。

 

経過は順調、傷も順調だそう。よかった。すごくきれい!!って言われたけど、これきっとみんなに言っていると思う。そして明日退院決定となった。しかし次回の外来診察は3週間後(病理の関係?らしい)。それまでは自宅で療養しておいてとのこと。

 

3週間!? ムリ!!!

 

今日で開腹手術をしてから6日目だが、痛み止めを飲んでいない。大丈夫そうだ。

 

思い出したことがある。ここ3ヶ月ぐらい、下腹のあたりにぽっこりと出っ張っている部分があった。日によって右左に動いたりした。触ると柔らかい感じ。内臓の配置を考えたらすぐわかりそうなものなのに、わたしはその時、最近腸がよく動くなあ。ぐらいにしか思わなかった。腸の前には子宮等があるっていうの、頭からすっぽり抜けていた。思い出せば出すほど、あのぽっこりは異様だった。もっと自分の体を観察するべきだし、検診にはお金をかけたほうがいいと今では身をもって理解している。

 

 

そういえばお腹の調子が随分良くなった。キュルキュル鳴ってトイレに駆け込むこともなくなった。理由はわからない。病院食が完全食(流動食ではない)になってごはんをモリモリ食べれるようになったことか、毎日必死の形相で歩いたことか、単にストレスとか、もともと消化器がやられていたのが治ってきたのかは、わからない。わからないが通常モードに戻ってきて、本当によかった。普段下痢も便秘もあまりしない体質なので、「お腹が痛い」というのが、傷の痛みなのか、消化器関係なのかが、少しわからなかった。チクチクするのが傷でボォーっとするのがお腹、と認識して看護師さんたちに伝えた。痛み止め(ロキソニンや場合によってカロナール等)は、傷の痛みにはテキメンだが、便秘・下痢に関する痛みには効かないようだし、効いてもらっても困る。わたしの下痢はまだマシな方で、手術後は腸の癒着が起きるということもあり便秘の方が問題らしく、同室の患者たちは結構苦しんでいるようだった。

 

また排尿についても、どうしても不安になってしまうので、回数が多くなってしまいがちだが、それでOKとのこと。最低でも4時間に1回ぐらいのペースで排出することで、尿路感染の予防になるんだとか。正直お腹の傷で手一杯なので、ここで感染症も追加されたら辛すぎると思う。なんだか喉が乾燥して、咳をするだけでもお腹が辛くて、どうしても嫌で咳を少し我慢してしまったが故に変なタイミングで大きなむせるような咳になってしまい、「うぁぁぁぁぁぁ」となったのは2日前だったかな。

 

今は、鼻を噛んでも、ちょっとしたくしゃみでも、しゃっくりでも、大丈夫になった。少し笑っても大丈夫。大股で歩いても階段を上っても大丈夫だ。大丈夫というのは、その瞬間はめっちゃ痛くもしんどくもないという程度のことで、やはり体力と筋力も落ちているため、疲れは溜まる。もちろん入院前と比べて、、、、もはや入院前の自分の体力がわからない。日常の動作でどれくらい疲れていたかもわからない。逆に考えれば、これからはどの動作がしんどくて、どの動作を長く続けると疲れるのか、どの動作で腹筋を使うのか、腹筋以外をどう活用するか、どう効率的に自分の体に負荷をかけない動作ができるか。と考えるきっかけになった。

 

きっと、人にもアドバイスできるかもしれないし、ゆっくり歩く人にイライラすることもない。元気になったら重いもの持てない人にも優しくできると思う。自分ができることをやって、自分ができないことを他人にやってもらえばいいんだ。というのは一つの気づきであった。何もかも自分で抱えてしまう性格を改善したければ、一度強制的に何もできない自分になると良いかもしれないと思った。そういう体験ができるような場所があればいいのにな。

 

今日は一度も痛み止めを飲んでいない。病院内を歩き回った。できるだけいい姿勢で、少し大股で。

 

夕方ごろ、退院指導?があった。この入院中一番好きな人が担当だった。ずっと看護師だと思っていたら、名札には助産師と書いてあった。退院後の生活での注意、こんな症状気をつけて。とか避妊についてなどがまとまった冊子を渡され、丁寧に説明してくれた。この退院指導は、病室ではない部屋で行われるのが決まりのようだった。

 

 

次回の診察までの大きな注意点は

  • お腹に圧かけないで安静に
  • 入院時と同じように軽い運動は推奨
  • 性交渉禁止(あたりまえだ)
  • 自転車・自動車やめとこうな
  • 湯船NG(足湯しながらのシャワーおすすめ)
  • ガードルか腹帯か、とりあえず傷は寄せておく
  • フワッとした服着ような
  • 11回の排便を目指す(便秘予防には早朝の冷水or牛乳)
  • 手術時の抗生剤がアルコールと相性悪いため、術後1週間はガマン
  • 最低23ヶ月は体力仕事できないと思っとけ

 

次回の検診で聞いた方がいいこと

  • 子供を望むのであれば、分娩の際に帝王切開必須か自然分娩でいけるか。(切った箇所によるよう。この病院で産むとは限らないので、確実に聞いておくこと。)
  • ピル服用についても検診までは1回止めて、検診時に今後の使用を確認。

 

ピルと子宮筋腫に関してはいつか書いておかなければ。

 

超絶わかりやすく、しかも痒いところに手が届く説明で、すごく安心した。1日中ベッドに横になることもなかった、しっかり歩いた、うん大丈夫だどうにかやっていけそうだ。退院するとまた違う辛さがあるらしい。今は自分の体を治すことだけ考えればよかったし、病院に無駄なものの障害物も家事もない。それら、いわゆる「生活」と「社会」に接した瞬間からの1週間はとてつもなく疲れるらしい。だから無理しない。絶対に無理しない。

 

今日も早く眠れそうなので、さっさと寝てしまって朝型に変えてしまおう。おやすみなさい。

 

 

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