文房具屋のアウトレットコーナーが好きだ。
1年ほど前に、地元の文房具屋で見つけたノート。色はオレンジで、すべて英語表記のイカしたやつ。ノートの端に上から1から9の番号が振ってあって、表紙の裏には目次を書く欄があった。
これは、そのころやってみたかったバレットジャーナルにうってつけ!しかも100円くらいで売っていたので、大事に大事に買って帰り、愛用していた。
ただ同じノートを続けて使えるたちではなかったので、その後ロルバーンに浮気し、完全にこのオレンジのノートの存在を忘れていた。
私のお気に入りはマンスリーだけ付いてるロルバーン。限定柄を愛用していた。
そのうちロルバーンのリング部分に嫌気がさしたり、表紙の硬さに嫌気がさしたり、そんなこんなで、もう一度家の端のノートの墓場からオレンジのノートを引っ張り出した。
このノートをもう一度使いたい、どこの物だろう?
表紙には「Table of contents」と大きく書かれていたので、迷わず検索した。そこで初めての知る、Table of contentsとは「目次」の英訳のことだった。検索結果が膨大で、目的のノートが見つからないのも納得である。
裏表紙にDELFONICSの文字を見つける。きた!知っている、あのロルバーンを出している会社じゃないか!もう一度検索するが目的のノートらしきものは海外のサイトで1400円ほどで販売していた。
あれ?なんでないんだろう。
DELFONICSの公式ページのお問い合わせから、メールを送った。表紙にTable of contentsと書かれたノートはどこで購入できますか?
メールを送ったのが9月20日、なんとその日の夕方にDELFONICSから返信が来た。
弊社オリジナルの「コンテンツノート」では?そしてその商品は廃盤であると。DELFONICSのwebshopのセール品として色違いならあると。
嬉しさと絶望と希望だった。
コンテンツノートという名称は謎だが、これは残り全部買い占めてやるぐらいの勢いで、Webshopのセールページへ飛んだ。
確かにずっと探していた、あのオレンジノートの色違いの、ブルーと、グリーンが買えるようだ。1冊178円だった。
控えめに、5冊ずつ買おうと思い、数量5と入力しエンターを叩く。
「購入可能な数量を超えています」
そうか、廃盤だからもう残り少ないんだなと思い、数字を1つ減らす。しかし同じメッセージが表示された。
1つずつ減らしていき、結局ブルーのノートは1冊しか在庫がなかった。グリーンの方にも嫌な予感があったので、数量2を入力してエンターを押した。
「購入可能な数量を超えています」
わたしはブルーとグリーンを1冊ずつカートに入れて会計に進んだ。
このノートを欲しかった人には申し訳ないが、残りの2冊を買い占めさせてもらった。
次の日にはノートが発送された。ポストに届くらしい。仕事から帰ってきて真っ先にポストを覗く。控えめに言って、この2日間、私はこのノートの為に生きていた。
しっかりしたパッケージに入ったノートが、しっかり1冊ずつ袋に入っていた。
これだ!まさにこのノート!
ありがとう!早く返事をしてくれたDELFONICSの人!あなたのおかげでわたしは2冊もこのノートを買えた。
中の数字やドットの色は、表紙と合わせている。良いね。
大切に使おうと思ったが、178円のノートである。
さっさと雑に書き始めないと、逆に失礼かもしれない。などと考えながら、まだ何も書き始められていない。
こんな気持ちになったのは初めてなので、とりあえずインターネット上に書きなぐり。
それでは、おやすみなさい。
よいゆめを。